なつやすみ日記

猫のような日々

ビデオで日記を綴る人たちのことをVloggerというらしい。

Youtuberを調べていたらVloggerという概念を知った。インターネット上に日記を綴る人達はブロガー(Blogger)と呼ばれる。頭文字のBをVに置き換えるとブログのようにビデオを投稿し続ける人という意味になるそうだ。

Video blog - Wikipedia, the free encyclopedia

 

起源はSteve Garfieldさんが2000年頃から初めて本格的にビデオブログをはじめたのは2004頃らしいです。もともとは家族や友人に旅行先の無事を伝えるために始めたそうです。そういえば、Youtubeの黎明期の頃に話題になった世界中で出会った人たちと踊りまくる映像も旅行のビデオログと言えばビデオログだ。

www.youtube.com

Youtubeのサービスが開始されるまでもチラホラとビデオログをする人たちはいたみたいだけど、多くはなかった。でも、今は誰もが知るようにビデオロガー達で溢れて自分たちの手に収まらないほどに存在している。

Wikipediaの説明によるとYoutuber達の経済効果は7兆円にも及び、ハリウッドも既存のコンテンツの価値が下がらないか警戒している。それはあの天下のディズニーですら彼らの動向を気にしている側の一人だ。

 

むちゃくちゃなものづくりやチャレンジで有名なcolinfurzeさんのチャンネルはディスカバリーチャンネル並みの熱意とユーモアとお金がかけられているし、天下のディズニーやマーベルが警戒する理由もうなずける。

www.youtube.com

日本では公開もされないだろうし、翻訳もされないだろうけど、Youtuber達の生活を追いかけたドキュメンタリー映画『Vlogumentary』という作品が近々公開されるらしい。

www.youtube.com

 

日本のYoutuberはつまらないギャグやマルチまがいものが多くてうんざりするけど、世界を眺めてみると変な作品がたくさんあって楽しいですね。インターネットラブ。

YouTuberマガジン vol.2 (講談社 MOOK)

YouTuberマガジン vol.2 (講談社 MOOK)

 

 ↑というかこんな雑誌が出ているのかよ・・・。日本のYoutuber達のグラビア写真があるらしい(絶句)一体誰得なんだ・・・。

いろいろな公募の応募数を調べてみた。

いろいろな公募の応募数を調べてみました。気が向いたらこれ以外にも追加するかもしれません。

キャッチコピー

第51回宣伝会議賞488916点

 

糸井重里さんも受賞したことで知られる有名な賞です。応募総数がとてつもなく多いのはクオリティはともかく日本語を知っていれば誰でも作り出せてしまうからでしょう。というか宣伝会議は専門学校ですごく儲かっているようですし、そもそも人件費ぐらいしか経費がかかっていないから、電通博報堂のIRを見ると純利益が多すぎるのがすごいです。

グラフィックデザイン

2020年東京オリンピックのエンブレム『14599点』(騒動になる前は受賞歴のあるデザイナーに限定したため104件の応募数)

第62回(2013年度)朝日広告賞一般公募の部1111点

2015年度TCC賞一般部門4,023点』(応募総数は6,412点、新人部門は408点(そのうちグラフィックは208点))

第68回広告電通賞『1467点』

 

クラウドソーシングを眺めてみると中小企業の募集に集まる件数は30〜70点程度です。もちろん提示してある条件(報酬など)で件数は上下すると思いますが、応募総数はそんなに多くありません。自身のキャリアイメージに繋がるような賞は1000点前後の応募数が多いと思いました。そして、オリンピックのエンブレム公募にように全国民に知られた場合は約15000点集まるということです。ちなみに映画賞でも知られるカンヌは広告賞もやっています。広告関係者には世界的に有名な賞のようです。応募総数は驚異の37427本!まあ、世界から集まるから当然と言えば当然の数です。

音楽

出れんの!?サマソニ!?3400組

FUJI ROCK FESTIVAL'15 "ROOKIE A GO-GO"約1000組

2016年度合唱組曲作品公募-第27回朝日作曲賞『総数70曲(混声43曲、男声6曲、女声21曲)

 

ちなみに作曲のコンペは数多くありますが、それぞれの応募総数は不明です。といっても小規模なもので100〜300曲、大手事務所のもので100〜1000曲程度の応募が推測されます。バンドマンやシンガーソングライターはサマソニフジロックより、作曲コンペに出したほうが採用される可能性が高いと思いました。

don-key.blog.jp

文学

2015年度すばる文学賞1283編

2015年度電撃小説大賞総数4580編=(長編3169)+(短編1411)

2016年度太宰治賞1473編

 

ちなみにこのサイトを参考にしましたが知名度が低い賞は200〜300編の応募数です。個人的にはメフィスト賞の応募総数が気になりましたがインターネット上にはありませんでした。基本的にライトノベル関係の賞は応募総数が多い傾向にあると思います。応募総数が200編程度の賞を狙いすませば小説家になることは意外と簡単そうです。ちなみに漫画は小学館漫画新人賞で300〜1000作品程度のようです。

ハードウェア

日経Linux主催第2回みんなのラズパイコンテスト『158件』

GUGEN2014126点*1

GUGEN2015112点

RICOH THETA x IoTデベロッパーズコンテスト201572件

 

世間は「ファブレスだ!」「IoTだ!」「ビッグデータだ!」と騒いでいるのに応募総数はめちゃくちゃ少ないです。キャッチコピーは言葉一つで作れますが、ハードウェアを製作するスキルが複数必要だからかもしれません。そもそもコンテストが行われていることすら知られていなかったりしますが、大手電子部品メーカーやデベロッパーが協賛・主催であることが多いです。つまり、それは主催側目論見として出資や製品化を視野に入れた戦略を垣間見ることができます。ただし、上記の通り、応募数が少なすぎるんですよね。それは 株式会社MCJ(マウスコンピュータで知られる)のIRにも記載してあります。ハードウェア・ベンチャーに投資したいけど、投資先が少なすぎるよ!!!と・・・笑*2

Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS)

Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS)

 

 

*1:ちなみにGUGUEN2014の優勝者。フロントガラスが画面に!後付け簡単で画期的な運転支援システムPyrenee Drive登場

*2:数少ない投資先の価値を高めていくために新しい仕組みを作り利益を上げていく、とも書かれています。とりあえず家電量販店と協力体制が取れるようにしたいとか。

今年も夏が終わる。

今年も夏が終わる。昼間は冷奴でも食ってデーンと構えていればいいのさ。

サマージャム ’95

サマージャム ’95

 

 

誰でも見れる社会的インパクトを示す数値を見ようとしない人達

これを自称アーティストに話すと逆ギレされることが多い。

 

再生回数、アクセス数、コメント数、リツイート数、Forkされた数、売り上げ額、etc・・・インターネットのおかげで得られた経験値が細かく可視化できるようになったし、そういう細かい数値が重なっていくうちに何らかしらの実績が達成される。それは誰にでも見えているし、一度に得れる経験値は大小あれど誰でも獲得可能だ。経験値という言葉は少し不適切であり、社会的インパクトを示す数値と言い換えても良いかもしれない。

 

ヘンリー・ダーガーのように自宅に引き篭もって作品を作り続けるならいいが(他人が勝手に作品を見ると激昂した)少なくとも何らかの社会的意味を達成したいのならば上記の数値は意識しないといけない。というか社会的権力を持った方々が巨大な数値を抱えているのが誰の目にも見えているではないか!!!何で戦略的、いや、愚直的であるおうが獲得しにいかないのか?Why Japanese People!?(厚切りジェイソン

 

彼らが携える巨大な数値も、スライム一匹倒して得られるわずかな経験値も同じ性質のもので、社会的インパクトを与えた数値であることには変わりはない。これを承認欲求に飢えている人たちに説明すると「?」という表情をされる。終いには逆ギレされることもしばしばである。インターネット的な例えではなく「畑で野菜を作って軒先の無人販売所に置いておけばお金という数値になるよね?」というふうに話してみてもダメである。「xxはお金のためではない!!!」「いや、僕が言っているのは社会的インパクトの最小単位の話で・・・?」「がんばっているから受け入れてもらえるんだ!!!」「・・・(ダメだこれは)」

 

いつも思い返すのは穴を掘って埋めるだけでも経済効果があるというケインズ経済学であり、世の中の大半の学問や仕事は穴を掘って埋めるだけの社会的価値を生み出さない虚無ではないだろうか、という仮説が脳裏をよぎる*1。世の中は見えている人達と見ようとしない人達の二つに分かれる。穴を掘って埋めることに疑問を抱かない人、疑問を抱く人、どちらが良いという話ではないが、それぞれが民主的にコミュニケーションを行うことは可能だろうか?と思うこともある。結局、そこには仕事を与える上でパターナリズムが必要であるし、労働者も誤魔化されていると気づきたくないものだ。嘘に気づくと酷く面倒に傷つくのが人間だからだ。それはたぶん僕自身も。*2

*1:もちろん穴を掘って埋めるだけの仕事をしたい人はいないが、意味があるように思わさせるのが政府や企業の経営者の仕事。例えばオリンピック会場は作ってすぐに解体。まさにケインズ的。国威高揚を隠れ蓑に大金が注ぎ込まれる。

*2:大人になるとドラクエのスライム一匹倒すのもめんどくさくなる。久しぶりに点けたゲーム機のスイッチは30分でターンオフ。子供のほうがゲームに夢中になれるものだ。子供は変わりやすいし、大人は変わりたくない。

資本主義は成長か死の二択を選ぶことになる。

僕たちは資本主義社会に生きている。それは成長を常に押し付けられる社会ということだ。しかし、成長を拒否することは死を意味する。例外として、成長と死の境目で均衡を保つ者がいるが、大部分の者は成長か死のいずれかの選択を選ばなければならない。また、成長を選んだ者は肥大化していく体躯に耐えられなくなり、いずれ崩壊を起こし、死を迎えることになる。

 

誰もが知るように経済活動はバブル経済による好景気が発生し、バブル経済が弾けることで不景気が始まる。マルクス経済的に言えば、剰余価値を上乗せしていくことに限界点を超えると信用消失を起こし無価値になる。破壊と再生だ。ロックンロールが東側諸国で嫌われていたのは西側諸国由縁であるということではなく、資本主義的な思想を象徴的に表現していたからだろう。*1

 

経済活動はまるで目に見えないお化けのようなものだ。だが、経済は個人が多く集まることで形成される。つまり、経済活動は個人の生活とは無関係ではないのだ。選挙の一票の影響力のように感じ難いものではあるが、日本国の政治の権利の一部は個人が担っているし、経済活動も個人の影響で形成されている。また、経済活動のイデオロギーも個人個人のアイデアが集まって形成されている。そして最終的に形成されたイデオロギーが日本の資本主義であり、好む好まざるはともかく、少なからず僕たちは資本主義社会の影響可で生活をしている。

 

目の前を通り過ぎて行くムーブメントは多くのロックスターを生み出す。しかし、十数年前のムーブメントで発生したスターで生き残っている人をあなたは何人数えられるだろうか。例えば、僕が中学生くらいのときにインターネットではテキストサイトが流行した。テキストサイトは今のブログの奔りのようなものだ。ほとんどの管理人はどこかに行ってしまったり、思い出した頃には逮捕されていたりする。そして、残りはオモコロのようなサイトのライターになって生き残っている人も多い。当時の個人サイトは全滅状態。一人ぼっちは弱いのだ。個人的な美学はともかく個人が生き残るための最良の方法が成長することなのである。

 

成長とは自分自身の能力を高める意味にもなるが、集団の規模をスケールアップしていくことも同義である。いろいろなムーブメントを観察していると、最初は個人同士がバラバラに活動していたものが、徐々に集団を形成していく傾向がある。また、集団を好まない人は自身を鍛え続け超人のようになっていく。剰余価値を作るために。

 

資本主義の影響下に無いような錯覚を感じさせてくれるのが個人規模で活動し続ける前者なのだが、街中のチェーン店の飲食店はなかなか廃業しないが、個人規模の飲食店の廃業率は10年間で90%を超える。そんなことは街を観察していれば誰でも知っていることだ。故に個人規模で生き残った飲食店は成長と死の狭間で均衡を保っている存在とも言える。資本主義に囚われていないからこそ、神性を帯び、人を惹きつける存在になる。ただ、その麓には神性に惹かれた信者達の骸が積み上がっている。私たちも均衡が出来ると無根拠に信じて。 *2

 

ナンセンスなことに資本主義下では、神を信じるものは足元を掬われるのだ。僕たちは成長を求められる。方法は自由だ。ただし拒否は死を意味する。

正直に息できる朝5時が気持ちいい。歩いたら歩くだけ死ぬ確率はあがる 。歩かなきゃとりあえず、人間はどうせ死ぬ。

僕は頑張るよっ/神聖かまってちゃん

 

www.youtube.com

*1:さらにマルクス経済的に言えば"破壊"は戦争を引き起こすし、また破壊は再生を生むことがある。朝鮮戦争は良い例。日本は朝鮮特需で大儲け。朝鮮は徹底的に破壊。

*2:多くの物理現象でも均衡状態を崩れやすいし、ゲーム理論ナッシュ均衡という概念があるが、パレート効率性の定義は参加者によって異なるし、ナッシュ均衡に至るまでのプロセスも踏まえなくてはならない。 プロセスを踏めない参加者がいた場合はゲームにならない。Win-Winなんて嘘っぱちなんだよ。

ろじぱらのワタナベ氏にフォローされた。

ろじぱらのワタナベ氏にフォローされた。ろじっくぱらだいすは1999年開設のテキストサイト。当時運営されていたサイトのほとんどはもう生き残っていないけど、ろじっくぱらだいすは17年間更新を続けている。すごい。

中学生の時から知っているサイトの管理人にフォローされるの奇縁すぎるし、なんでうちのTwitterをフォローしてくれたんだろうと思ってネトストしてみてら、とあるオープンソース・ハードウェア(Arduino互換機)を購入していて納得。ヘボコンやっているデイリーポータルZの林雄二さんと関わりがあるみたいだし、Maker系のムーブメントに少なからず興味があるのだろう。

https://twitter.com/makerkun

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特にオチなし。