なつやすみ日記

猫のような日々

いろいろな公募の応募数を調べてみた。

いろいろな公募の応募数を調べてみました。気が向いたらこれ以外にも追加するかもしれません。

キャッチコピー

第51回宣伝会議賞488916点

 

糸井重里さんも受賞したことで知られる有名な賞です。応募総数がとてつもなく多いのはクオリティはともかく日本語を知っていれば誰でも作り出せてしまうからでしょう。というか宣伝会議は専門学校ですごく儲かっているようですし、そもそも人件費ぐらいしか経費がかかっていないから、電通博報堂のIRを見ると純利益が多すぎるのがすごいです。

グラフィックデザイン

2020年東京オリンピックのエンブレム『14599点』(騒動になる前は受賞歴のあるデザイナーに限定したため104件の応募数)

第62回(2013年度)朝日広告賞一般公募の部1111点

2015年度TCC賞一般部門4,023点』(応募総数は6,412点、新人部門は408点(そのうちグラフィックは208点))

第68回広告電通賞『1467点』

 

クラウドソーシングを眺めてみると中小企業の募集に集まる件数は30〜70点程度です。もちろん提示してある条件(報酬など)で件数は上下すると思いますが、応募総数はそんなに多くありません。自身のキャリアイメージに繋がるような賞は1000点前後の応募数が多いと思いました。そして、オリンピックのエンブレム公募にように全国民に知られた場合は約15000点集まるということです。ちなみに映画賞でも知られるカンヌは広告賞もやっています。広告関係者には世界的に有名な賞のようです。応募総数は驚異の37427本!まあ、世界から集まるから当然と言えば当然の数です。

音楽

出れんの!?サマソニ!?3400組

FUJI ROCK FESTIVAL'15 "ROOKIE A GO-GO"約1000組

2016年度合唱組曲作品公募-第27回朝日作曲賞『総数70曲(混声43曲、男声6曲、女声21曲)

 

ちなみに作曲のコンペは数多くありますが、それぞれの応募総数は不明です。といっても小規模なもので100〜300曲、大手事務所のもので100〜1000曲程度の応募が推測されます。バンドマンやシンガーソングライターはサマソニフジロックより、作曲コンペに出したほうが採用される可能性が高いと思いました。

don-key.blog.jp

文学

2015年度すばる文学賞1283編

2015年度電撃小説大賞総数4580編=(長編3169)+(短編1411)

2016年度太宰治賞1473編

 

ちなみにこのサイトを参考にしましたが知名度が低い賞は200〜300編の応募数です。個人的にはメフィスト賞の応募総数が気になりましたがインターネット上にはありませんでした。基本的にライトノベル関係の賞は応募総数が多い傾向にあると思います。応募総数が200編程度の賞を狙いすませば小説家になることは意外と簡単そうです。ちなみに漫画は小学館漫画新人賞で300〜1000作品程度のようです。

ハードウェア

日経Linux主催第2回みんなのラズパイコンテスト『158件』

GUGEN2014126点*1

GUGEN2015112点

RICOH THETA x IoTデベロッパーズコンテスト201572件

 

世間は「ファブレスだ!」「IoTだ!」「ビッグデータだ!」と騒いでいるのに応募総数はめちゃくちゃ少ないです。キャッチコピーは言葉一つで作れますが、ハードウェアを製作するスキルが複数必要だからかもしれません。そもそもコンテストが行われていることすら知られていなかったりしますが、大手電子部品メーカーやデベロッパーが協賛・主催であることが多いです。つまり、それは主催側目論見として出資や製品化を視野に入れた戦略を垣間見ることができます。ただし、上記の通り、応募数が少なすぎるんですよね。それは 株式会社MCJ(マウスコンピュータで知られる)のIRにも記載してあります。ハードウェア・ベンチャーに投資したいけど、投資先が少なすぎるよ!!!と・・・笑*2

Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS)

Arduinoをはじめよう 第3版 (Make:PROJECTS)

 

 

*1:ちなみにGUGUEN2014の優勝者。フロントガラスが画面に!後付け簡単で画期的な運転支援システムPyrenee Drive登場

*2:数少ない投資先の価値を高めていくために新しい仕組みを作り利益を上げていく、とも書かれています。とりあえず家電量販店と協力体制が取れるようにしたいとか。