なつやすみ日記

猫のような日々

商工会議所はコネを作る場所

僕は大学卒業後就職出来ませんでした。実家でひきこもりを続ける毎日です。世間でニートや無業者と言われている存在です。行政が僕のような若年無業者向けに様々なサポートをしています。残念ながら実態は派遣会社に事業アウトソーシングしていたり、天下りの足掛かりとして福祉事業を請け負っているNPOも多いことで知られています。*1

地域若者サポートステーション - Wikipedia

 

こうした福祉事業を実際に利用する人には利益が少なく、行政から事業を引き受けている民間企業が利益を多く得る構造になっています。

 

行政と性質が近い構造の団体でも似たよった構造になっていることがあります。それが商工会議所です。

 

僕は生活の手段として起業を考えています。就職できない。つまり自分で事業を起こしてお金を稼いで生きていくしかないわけです。そこで試しに商工会議所が開いている創業支援セミナーに行ってきました。たしか全5回で5000円のセミナーでした。町の掲示板や市役所のパンフレット置き場で見たことある人も多いと思います。

 

結論から書くとセミナーの内容自体は非常につまらない空虚なものです。なにせ実際に起業していない商工会議所の職員がセミナーをするからです。そして、ググれば出てくるような法的な知識や会計の知識をあやふやに説明するだけのバカバカしいものです。参加者も郊外で個人で創業をしたい、テナントを借りたり自宅を改築して事業を行いたいと思っている方がほとんどです。彼らのニーズを満たすために地元の信用金庫を紹介していました。商工会議所のビジネスとしてはそれが正しいのでしょう。ただし所謂店舗型の個人経営のビジネスは1年以内に廃業するのが9割以上と言われています。

 

セミナーにはゲストがいたことがあります。例えば地元で自転車を営んでいたAさんです。個人経営の店舗型のビジネスは非常に厳しいです。多くの資産や人材を抱える大企業が安価に大量に販売できるにも関わらずその市場で勝負するからです。常識的に言えば小学生でも勝ち目が無いことがわかります。様々なところで安価に自転車が購入出来るのにAさんはどうして上手に経営出来ているのか?セミナーで呼ばれるように、うまく行政と絡んでいるためです。先日、僕は古物商の許可を取得しました。古物商は営業所に以下の画像のようなプレートを表示しなくてはいけません。

 

http://r-cus.com/upload/save_image/09042258_50460923ed2e6.jpg

 

不思議なことに上記画像のプレートをAさんが経営する「〇〇自転車屋さんで購入してください」と地元警察の防犯係に指示されました。 もうおわかりでしょう。Aさんは行政とべったりなのです。これは彼と行政の関係性の氷山の一角であることを示唆しています。彼のような小さい自転車屋さんが大きい資本力を持つ企業と競争するためには行政と関わるのが一番良いのです。

 

地元のお祭りや町おこしのイベントを眺めてみましょう。彼の姿がちらほら。協賛を眺めてみると様々な地元企業や行政が並んでいます。郊外の一軒家で寝るだけの生活をしていると地元愛などはまるでありません。地元の町おこしを見ていると内輪の馴れ合いで居心地の悪さを感じてしまう方も少なくないと思います。行政から流れ出たお金を地元の人たちで分け合う。地元愛無き市民は量販店で商品を購入し、地元の外にお金が流れていくわけです。そしてまた商工会議所からメールが僕に届いた。僕が受けた回に出席していた料理店を創業予定の中年男性が次回の創業セミナーのゲスト講師になるそうだ。食べログで調べたら評判は芳しくなかった。ただし講師としてのギャラは貰える。生き残るためには必要なことなのでしょう。例えそれが美しくないことであってもね。

 

 すごいタイトルの本がありました。

90日で商工会議所からよばれる講師になる方法 (DO BOOKS)

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*1:ちなみに僕がサポートを受けた若者就職支援事業リクルートアデコが運営をしていました。