無利子で500万円ほど借りれる?生活福祉金貸与という制度
生活福祉金貸与という制度がある。
以下が貸付条件一覧だ。
生活福祉金貸与は国民が行政からお金を借りれる福祉制度だ。対象者は高齢者世帯、低所得者世帯、障害者世帯で金銭面で生活に困っている国民の福祉制度だ。驚くべきことに無利子の貸付が可能である。ちなみに保証人がいなくても年率1.5%の破格の条件である。
上記のURLの条件一覧に「生業を営むために必要な経費」がある。僕は軽度の発達障害の診断を下されている。税金や医療控除のために障害者手帳三級を持っている。普通の社会に受け入れられないので自分でビジネスをはじめようと思っている。そして近々何らかの法人を作ろうと思っている。借金をするのは気乗りがしないが無利子で虎の子を借りれるのならば借りといて損はないだろう。福祉事務所に連絡を取ってみた。
事務員の方に真っ先に言われたのは東京都で「生業を営むために必要な経費」で貸付の実績は無いということだ。さらに審査段階で事業計画を中小企業診断士に判断してもらう。信じられないことに診断費用は自腹だ。生活に困った人が借りれる制度を受けるために費用を支払う必要がある。
その後、事務員には日本政策金融公庫を紹介された。福祉事務所としては日本政策金融公庫の審査を断られていないと上記の審査を受けられないと説明をしてきた。もちろん日本政策金融公庫は年率1.4%で良心的な利率だが無利子ではない。福祉事務所で一体誰が借りていくのだろうか。実績ゼロが全てを物語っている。
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